フリーランス・独立

価格アップにつながる|フリーランスの商品価値の高め方

今回はフリーランスの商品についてのお話です。

ボクは会社員時代に広告代理店で6年間働いていて、次のような仕事をしていました。

  • 営業(本業)
  • 写真撮影
  • 広告のコピー作り
  • 広告デザインの下書き

その中の一つである写真撮影スキルを独立後も活かそうと考えてました。

『料理の写真撮影を安く提供できれば多くの飲食店に喜んでもらえる』

独立当初はこのように考えていたのですが、あとから価値の観点から間違っていたことに気がつきました。

そこで今回は、私が間違っていたと感じた商品価値の高め方について説明していきたいと思います。

これまで販売していたフロントエンド商品

ボクはフリーランスとしていくつかのスキルを使って仕事をしています。

しかし専門は何かと聞かれれば、間違いなくキャリアが最も長い営業だと答えます。

そのため料理写真を撮ることができるものの、専門のプロカメラマンほどのスキルはありません。

ちなみにこれが実際に私が撮っている写真です。一応ストロボ機材を使っているので、そこそこ本格派です。

なおボクのスキルについての詳細は以下の記事をご覧ください。

フリーランスには特別なスキルが必要ない理由|最低限のレベルで十分日本ではフリーランスになろうとする方や副業を始める方が増えています。 そしてこれからフリーランスになろうとする方の多くがこのように...

確かにスキルでは専門の方には及びませんが、たいていそこまで高レベルな写真撮影のスキルを求めてはいません。

そこでボクは独立当初から、次の商品を看板に掲げていました。

料理撮影2時間撮り放題を9,800円

ちなみに専門のプロカメラマンに写真撮影を依頼すると、1回で少なくとも2〜3万円くらいはかかってきます。

そのため料理撮影をリーズナブルに提供できれば、飲食店からとても需要があると独立前に考えました。

そして独立前にこの写真撮影を商品にしようと思ったのには理由が2つあります。

  1. 目先の生活費である日銭を稼ぐため
  2. 顧客を増やすため

それでは順番に説明していきます。

理由1:日銭を稼ぐため

会社員時代に営業経験があったとはいえ、それでも本当に仕事がもらえるのかかなり不安でした。

お金に関していえば、半年分の生活費は貯金としてあったものの、貯金が底をつく前に日銭を稼ぐ必要があると考えました。

なお独立前の準備については以下の記事をご覧ください。

独立2年で実感した|フリーランス開業前に最低限準備すべきもの『フリーランスになりたい!』って思っても、どんな準備をすればいいのかわからないってありますよね。 ボクはフリーランスになってから2...

そこで考えたのが、料理撮影を安く飲食店に提供するサービスです。

この撮影を商品化したことの良い点は、原価が一切かかっていないことです。

  • 移動のためのガソリン代
  • コインパーキング代

コストがかかったとしてもこれくらいです。

仕入れもなければ在庫もないため、基本的にいただいたお金がそのまま利益になります。

そのため2時間9,800円で低価格だったとしても時給4,900円なら悪くはないと考えました。

理由2:顧客を増やすため

ボクはフリーランスとして始めるにあたって、本当にゼロからスタートしました。

  • 人脈・コネ
  • 顧客
  • 過去の実績

これらは一切なしです。

そのため何よりもまず顧客を増やしていく必要がありました。

そこで考えたのが次のことでした。

「何か一つ魅力的な商品があれば、多くの飲食店が注目してくれるのではないか?」

つまり価格の安い料理撮影をフロントエンド商品として提案することにしました。

もともとこのサービスを考えたのは、飲食店が各広告メディア(食べログ、ぐるなび、リクルートなど)それぞれで写真撮影を行っていたのを知っていたからです。

ところが各メディアの自己都合によって、撮影した写真をライバルに渡すことができませんでした。

  • 料理撮影を行う時間
  • 料理を何度も作るための食材
  • スタッフにかかるコスト

こういったムダが生じるために、ボクがまとめて撮影して飲食店に提供すれば同じ撮影を何度も行うことは必要ないと考えました。

しかし実際にやってみると、需要がなくはなかったです。

しかしそのほとんどが撮影だけの注文になってしまいました。

  1. 他の商品を購入してもらえる
  2. 別の顧客を紹介してもらえる

当初ボクが目的としていたこれらの目標を考えると、フロントエンド商品としては物足りない感じでした。

フリーランスの商品価値の高め方

ボクの当初の考えでは、料理撮影に需要が集まると考えていたものの、思惑が外れる結果となりました。

なぜなら注文される方は、メニューやチラシなどの完成品を欲しがるからです。

その一環としての写真撮影に対しては非常に大きな需要がありました。

ところがボクはこの料理撮影を単体で商品化したことが、後々間違っていたと気がつきました。

なぜなら人気のあるメニューやチラシ制作の価値を落としてしまったからです。

具体的にどのように提案していたのか?

ボクは顧客である飲食店にこのような提案を行っています。

料理撮影+デザイン+印刷=◯◯円

例えばこれらの料金が5万円だとします。

ところがボクが9,800円の写真撮影を商品化してしまったことにより、『デザイン+印刷=4万円』というイメージを相手に植え付けることになりました。

デザイン+印刷=5万円-料理撮影(9,800円)=4万円

でも本来ならプロカメラマンに料理撮影を依頼すれば3万円かかります。

言い方を変えれば、次のような図式が成り立ちます。

料理撮影(相場3万円相当)+デザイン+印刷=5万円

つまり顧客からすれば、『デザイン+印刷=約2万円』というイメージを植え付けることができます。

これがボクにとって商品価値に対する最大の間違いだったと気がつきました。

しかもボクは全てコミコミで提案しているので、中には「撮影しないと制作代は安くなるのか?」と聞いてくる人もいます。

しかし商品ラインナップから料理撮影を削除したことで、このように聞いてくる人もいなくなりました。

要は見せ方の問題です。

最後に

フリーランスになってから思うのですが、頭の中で計画していても実際にはやってみないとわからないことも多いです。

そしてやりながら気づいていくことで、どんどん修正していくことが大事だと思います。

特にフリーランスにとっては、商品の価値を高めて単価をアップさせることは非常に重要です。

そのためには『相手にどういった提案をすれば価値を感じてもらえるか?』と常に考えることが大事になってきます。

フリーランスの営業・価格交渉のやり方|仕事がないを解決ボクは2017年に会社員を辞めて、それ以降はフリーランスとして働いています。 主な仕事内容は、飲食店向けの販促物(メニューやチラシ...