フリーランス・独立

【よくある誤解】クリエイティブな仕事は好きなデザインを作れない

フリーランスで働くと、自分が持っているスキルを活かす仕事をする方が多いです。

そうすると口には出さないものの、自分の仕事に対して高いプライドを持っていることがあります。

プライドを持つことは良いことですが、あまりにも高すぎるのは問題です。

ボクはフリーランスが仕事をする場合、エゴを持つべきではないと考えています。

自分の好きなデザインを作れるというのは大きな勘違いです!

そこで今回は、クリエイティブな仕事は好きなデザインを作れないことについてお話したいと思います。

クリエイティブな仕事は好きなデザインを作れない

あるWEBデザイナーの方で、こういった話を聞いたことがあります。

そのWEBデザイナーの方はフリーランスで仕事をしており、ある企業のWEB制作の仕事を受注することになりました。

このデザイナーは海外に住んでいたこともあり、デザインのスキルに対してはかなり高い実力を持っています。

そのため完成したデザインもかなり高いクオリティのものでした。

クライアントも出来上がったこのデザインには満足しているものの、一部自分の意図と違ったところがあったため修正依頼を行いました。

ところが!このデザイナーはクライアントに対して次のように答えました。

「この部分を修正しますと全体のデザインのバランスが崩れてしまうため、受けることができません」

こう言われたクライアントも意図とは違ったために引き下がることはできず、結局そのデザイナーは契約解除となってしまいました。

よくクリエイティブな仕事をしている人は、次のようなイメージを持たれがちです。

クリエイティブな仕事をしている人=職人=強いこだわりを持っている

仕事に対してこだわりを持つことは良いことですが、それと自分のエゴを押し付けることは別問題です。

これからクリエイティブな仕事をしようと考える人にありがちな勘違いに次のようなものがあります。

『実績があり知名度が高い人ほど自分の好きなデザインを作ることができる』

これは本当に勘違いです!

むしろ実績があってすごいと言われている人ほど、自分のエゴは出さないものです。

つまりクリエイティブな仕事に携わったところで、自分の好きなようにデザインすることは一生できないということです。

もしこれからクリエイティブな仕事を志すのであれば、それは勘違いであることを認識して欲しいと思います。

顧客との打ち合わせが重要な理由

クリエイティブな仕事は自分の好きなデザインを作ることではありません。

大事なことは、顧客の想いや考えを汲み取って形にすることです。

そのためにボクは毎回顧客との打ち合わせを大事にしています。

ボクはこれまでフリーランスとして顧客と直接取引することにこだわってきました。

なぜならその方がより良いものが作れると考えたからです。

何かモノを作るときには、顧客が意図するものがあり、それは顧客によって違います。

そういった想いや考えを汲み取るためには、やっぱり直接会って打ち合わせをすることが一番です。

ですので本当に良いものを作りたいと思うのであれば、打ち合わせは欠かすことができないものだと思います。

クリエイティブな仕事でのこだわりとは?

このようなことをお話すると、「仕事に対するこだわりはないの?」と思われるかもしれません。

もちろんボクには仕事に対するこだわりはあります。

しかしそれは自分のエゴとは全く違うものです!

あくまでも顧客の想いを大切にして、その上で自分の仕事に対してこだわるようにしています。

お金をもらって価値を提供するということは、相手の想いや考えを汲み取って形にするということに他なりません。

ただしときには打ち合わせでこうした方が良いとボクから提案することはあります。

しかしそれをこちらから押し付けるようなことはありませんし、最終判断をするのは顧客です。

はっきり言って、もしボクが自分の作りたいものを作って売ろうとしても、それは絶対に売れないです。

売れっ子の人ほど高いスキルを持っていると思われがちですが、ボクは必ずしもそうだとは思っていません。

売れっ子の人ほど相手の想いを形にする表現が上手く、それを結果に結びつけているのだと思います。

なぜならそういう人の方が顧客に喜ばれて当然だからです。

「顧客にとって良いものを作りたい」

ボクは仕事に対するエゴは全くなく、単にこのような考えしかありません。

それでいてお金を支払う人の立場が絶対的に上であることも認識しています。

クリエイティブな仕事をしたことがない人にとっては、自分の好きなデザインが作れないことはつまらないと思うかもしれません。

でも実際にやってみると、顧客の想いを形にして喜ばれたときの気持ちというのは何にも代え難いものがあるものです。

クリエイティブな仕事においては、良い仕事をする人=顧客の想いを具現化できる人

最後に

クリエイティブな仕事は結局のところ、いかに表現できるのか?に尽きると思います。

そこにはあるのはデザイナーのエゴはなく、全ては顧客の想いのみです。

顧客がいてこそ自分の仕事があることを認識するべきです。

ですのでボクはコンテストのようなもので万人受けするものが良いとは思っておらず、

『たった一人の顧客がいかに喜んでくれるのか』

これこそがクリエティブな仕事において大事だと考えています。