マインド・考え方

忙しそうに見える人は本当に優秀なのか?【実際はそうではない】

現在は独立してフリーランスになったボクですが、以前までは会社員として働いていました。

その会社に新入社員として入ると、周りにいる多くの先輩社員の全員がすごい能力を持っているように思えてきます。

その中でも特に能力が高いように思えるのが忙しそうにしている人です。

でもボクはこの『忙しそうにしている人=能力が高くて優秀』という図式には疑問に感じています。

そこで今回は、忙しそうに見える人は本当に優秀なのか?についてお話していきます。

忙しそうに見える人は本当に優秀なのか?

そもそもなんで『忙しそうにしている人=能力が高くて優秀』と思ってしまうのでしょうか?

ボクは忙しそうにしている人は以下のような印象を周りに与えているからだと考えています。

  1. 忙しそう
  2. 仕事をたくさん抱えている
  3. 多くのクライアントから信頼されている
  4. 誰よりも稼いでいる
  5. 優秀である

もちろん優秀かどうかなんて仕事内容によって異なりますし、一概に言えるものではありません。

しかしボクの経験上、なぜか『忙しそうにしている人=優秀ではない』というレッテルを周りのスタッフから貼られている人が多かったです。

忙しそう=仕事の処理能力が低い

ボクは会社員時代に広告代理店で働いていたため、仕事には必ず『締め切り』というのがあります。

そのためいくつもの顧客を抱えるスタッフほど、仕事の効率の良さが求められることになります。

なぜなら普段から段取りよく仕事をこなしていかないと、締め切り間際になって慌てることになってしまうからです。

ところがボクが見てきたところ忙しそうにしている人に限って、締め切りに追われてしまってギリギリになって慌てているだけだとわかりました。

つまり忙しそうにしている人は以下のような特徴がありました。

  • 仕事の処理能力が低い
  • 面倒なことは後回しにしがち
  • 段取りよく仕事ができない
  • 先のことを見通せない

反対に社内で優秀だとされている人に限って、なぜかヒマそうにしていました。

なぜなら締め切りに追われる前に自分から先に手を打っているからです。

事前に締め切りが来ることがわかっているため、他のクライアントと重ならないように順序良く仕事を進めています。

しかし忙しそうにしている人は、なぜか先に手を打たずに締め切りが重なっててんやわんやになっていました。

だからこそ忙しそうにしていても周りのスタッフからは、『優秀ではない』というレッテルが貼られていました。

これを心理学でハロー効果と言います。

ハロー効果とは、ある一つの対象が優れていると、他の部分も同様に優れていると感じてしまう心理現象

しかし優秀ではない本人は、明らかに仕事量が他のスタッフよりも多いです。

そのため自分は優秀だから仕事量が多くて手が回っていないと思っている傾向にもありました。

ですので常に仕事で忙しそうに振舞っていたら、もしかすると周りからは『段取りが悪い人』というレッテルが貼られているかもしれません。

忙しいはずのビリオネアたちはどうなのか

ボクが最近読んだ本で、『10億ドルを自力で稼いだ人は何を考え、どう行動し、誰と仕事をしているのか』(ダイヤモンド社)があります。

この本は10億ドル以上の資産を築いた世界中のビリオネアにインタビューを行い、世間のイメージと実態が違うことを明らかにした本です。

ビリオネアにインタビューをしているわけですから、当然彼らも日常の仕事をたくさん抱えており、時間にも余裕などないはずです。

ところがこの本に書かれていたところによると、インタビュー中には一度も電話がならず、外からの割り込みも一切なかったというのです。

もちろん彼らは大きな仕事をいくつも抱えており、ヒマなわけはありません。

しかし彼らは目の前の一つの仕事に集中して意図的に自分の時間を守る傾向にあったようです。

優秀な人ほど同時にいくつもの仕事をこなすのではなく、目の前の仕事に集中する

ビリオネアは余計な仕事を排除し、重要な仕事に集中するため、全く忙しそうに見えないのは、ボクにとってとても意外な結果でした。

いくつもの仕事を同時にこなしている人ほど優秀だと思ってしまいます。

ところがビリオネアが証明している通り、実際には優秀な人ほどマルチタスクを行わず、一つの仕事に集中するということです。

だからこそ他の人よりも良い仕事ができるようになり、結果を残すことができるのかもしれません。

最後に

忙しそうに見える人は周りよりも仕事ができるように思えますが、実際にはそうではありません。

もちろん仕事ができるかどうかは様々な角度から考える必要がありますが、少なくとも段取りは良くないです。

ですのでもし周りに忙しそうにしている人がいたら、反面教師として見た方が自分のためになるかもしれません。