マインド・考え方

【自分が手本を示すべき】部下や後輩が言うことを聞かない理由

ボクは会社員時代、自分で言うのもなんですが新人の頃から扱いにくい人間だったと思います。

広告代理店で働いていたとき、新入社員は必ず指名された上司や先輩からマンツーマンで指導を受けていました。

でもボクはその師匠とも言える上司を、『この人大したことないなぁ』とずっと思っていました。

業界未経験で入った新人のくせにです(笑)

でもそう思っていたのにはもちろん根拠があります。

そこで今回は、部下や後輩が言うことを聞いてくれない理由についてお話していきたいと思います。

部下や後輩が言うことを聞いてくれない理由

会社で在籍年数を重ねてくると、だんだん部下を持ったり、後輩が増えてきたりするようになります。

そして在籍年数が長くなってくると会社の先輩として、彼らに指導することになります。

たいてい部下や後輩に指導するときには次のようなことを言います。

  • 「報告・連絡・相談はきちんとやって」
  • 「今月の営業ノルマは必ず達成して」
  • 「この資料、◯◯が間違っているから修正しておいて」

おそらく上司として部下に対して、『どうやって指導して育てていこうか?』と考えるはずです。

ところが実際には、自分が思っているように部下や後輩が動いてくれないことがあります。

もちろん上司の言うことを聞くかどうかは、人としての魅力や言い方なども関係してくるでしょう。

でもボクは部下に言うことを聞いてもらいたいなら、もっと大事なことがあると考えています。

キャリアの長い上司や先輩ほどまずは率先して見本を示すべき

たいていは何かを伝えることで部下を指導しようと考えます。

  • 「何を言おうか?」
  • 「どうやって伝えようか?」

でも実際何を言うかってそれほど重要ではないです。

それよりも自分がまず実践して手本を示すことが何よりも効果的な指導です。

なぜまず自分が手本を見せるべきなのか?

つい『何を言うか?』を考えてしまうのですが、それよりも大事なことが『誰が言うか?』です。

同じことを自分が部下に言っても聞かないのに、別の人なら言うことを聞くことも結構あります。

それはつまり部下から認められていない上司と言うことです。

ボクが広告代理店の新人時代に直属の上司からこのような指導を受けました。

「うちの会社は直帰はダメだから必ず一度会社に帰ってきて」

部下にはこのように言っていたにもかかわらず、上司は自宅が会社から遠いことを理由に何度も直帰していました。

またこの上司はこのようにも言っていました。

「私は家が遠いから時々直帰しているけど、本当はダメだからやらないようにしてね」

これで部下に説得力を出して指導すると言うのが無理な話です。

理屈や正論などの言葉だけでは人は動かない

普段の上司の行動が後輩に物を言っているというのは理解しておいた方がいいです。

自分に対して誰よりも厳しい野球選手

2012年まで阪神タイガースで現役生活を続けてきた選手に、金本知憲氏がいます。

金本は『鉄人』と呼ばれたすごい選手でした。

以下はごく一部の功績です。

  • 連続フルイニング出場数(1492試合)の世界記録保持者
  • ベストナイン7回受賞
  • トリプルスリー達成
  • 2003年、2005年にリーグ優勝

44歳まで現役生活を続けた金本は、周りの選手から『アニキ』と呼ばれて慕われていました。

なぜこんなにも毎日試合に出場しながら長い現役生活を送ることができたのでしょうか?

それは金本が日々猛練習を続けてきたからです。

現役時代、多くの野球関係者が次のような感想を漏らしていました。

『あれほど練習熱心な野球選手は見たことが無い』

そしてこの練習熱心な姿勢は、後輩から慕われていたことにも大きく関わっています。

40歳になってもハードな練習を続けた金本を見た周りのチームメイト、特に若い選手はどう思うでしょうか?

おそらくこのように思うはずです。

「金本さんがやっているなら若いボクらはもっと練習しないといけない」

金本は他人に対して厳しかったようですが、それ以上に自分に対しても厳しい選手でした。

部下は言葉にすることはありませんが、間違いなく上司や先輩の普段の頑張りをしっかりと見ています。

そのため部下や後輩に言うことを聞いてもらうためには、自分が実践して説得力を出すことが非常に重要です。

上司の行動力が部下に対する説得力を生む

最後に

ボクが思う上司になってはいけない人は、自分に甘くて他人に厳しい人です。

なぜならこういうタイプの上司は、人には細かく注意をするのに自分の行動が伴っていないことが多いからです。

それだと残念ながら部下は言うことを聞いてくれません。

また会社に入ったばかりの新人であっても、3ヶ月もすれば上司の素性がバレてきます。

ですので『何を言うのか?』よりも、まずは自分が手本となって示すことが大事です。

そうすることで部下や後輩は何も言わずとも行動してくれるようになるでしょう。